ドーミーイン「夜鳴きそば」が誕生した意外な経緯 夜の時間帯に宿泊者に無料提供されるラーメン
「社員寮を出張で使いたい」という声から誕生
ドーミーインの1号店は埼玉県にあった「ドーミーインEXPRESS草加City」。
「まさにここがドーミーインの出発点。2023年でホテル事業がスタートしてから30年ということになりますね」(共立メンテナンスの担当者、以下同)
そう、ドーミーインを運営する共立メンテナンスは、もともとホテルをメインとした会社ではなかった。
「主幹事業は寮でした。ドーミーインは『社員寮を出張で使いたい』という声から始まった事業です。ドーミーインというホテル名も、弊社が運営する寮のブランド名『ドーミー』に、ホテルチェーンでよく使われている〝イン〟をプラスした造語です」
当時から「寮を運営する会社がホテル業界に進出」ということで話題になっていたが、筆者は学生寮にも社員寮にも住んだことがないので、あまりピンと来ていなかった。それがホテル運営にどう影響するのだろうか、と。
だが、ドーミーインによく泊まるようになり、ほかのホテルチェーンとのサービスの違いなどを感じていくうちに、寮生活について調べてみて、あぁ、なるほど、とドーミーインの「泊まり心地の良さ」の秘密を垣間見たような気がした。
先ほど、「社員寮を出張で使いたい」というフレーズがあった。それこそドーミーイン誕生の原点なわけだ。
社員寮「ドーミー」では寮長・寮母が常駐し、自社の管理栄養士が監修する朝食と夕食を、寮の厨房で手作りして提供。部屋には家具が備え付けられ、Wi-Fiも完備。大浴場や無料で使える洗濯機もあり、中にはサウナが付いている寮もあるとのこと……これはうらやましい。
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