「本を読んでも成長しない人」よくある5大共通NG 「背伸びばかりする…」あなたは大丈夫?
3つめは「頭に入っていかないのに、『せっかく買った本だから』『評判の本だから』『すすめられた本だから』という理由で、無理やり読み進めようすること」である。
どんな本でも、「無理」と思ったら潔く諦める
本の冒頭30ページほどを読んでみて「これは頭に入らない」「無理だ」と思ったら、それがどんな名著や、すすめられた本でも、いったん潔くあきらめよう。
導入部分が長い長編小説などは別として、「それより先を読んだら、急にすっと頭に入ってくるようになった」などというケースは現実にはほとんどないからだ。
わたしの経験で、読んでみて、はじめて「あっ、これは無理だ」とわかることもある。逆に、敬遠していた本が、読んでみたら案外にスルスルと最後まで読めたということも一度や二度ではない。
「相性が悪い本」や「現時点で読むためのスキルが自分に備わっていない本」を、無理して読むのはやめよう。それは「時間のムダ」である。
あらゆる本は「楽しむため」にある。「楽しい読書」でなければ、本の中身が頭に入ってこないからだ。楽しめるからこそ、自分の「知肉」になる。
しかし、「面白く感じない本、退屈な本でも、読まなければいけない」と、必死で読み進めようとする人がいる。
「知肉のため」「教養のため」とはいえ、「面白くない」のだから、内容を頭に入れようとしても残らず、結果「知肉」にもつながらない。その分「時間をムダにするだけ」である。
たとえば、ドイツ哲学に触れたいとき、いきなり「名著」に挑戦するのではなく、「入門書」「漫画版」などがあれば、わかりやすく「面白さ」も感じやすくなるだろう。「面白く感じない本」をイヤイヤ読むことはないのである。
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