医師・弁護士の「近未来」はどうなる? 弁護士ドットコム×メドピア 社長対談(第3回)
弁護士も医師も、けっこうなムラ社会?
元榮:弁護士の世界は狭くてムラ社会だと言われていますが、弁護士は東京だけでも1万5000人くらいいて、実は意外とお互いのことを知りません。医師はどうですか?
石見:医師は学会があるので、そこで知り合うことが多いですね。集まるとうわさ話ばかりしていますよ。どこどこ病院のなんとか先生は教授になるらしいよとか(笑)。弁護士にも、医師の学会のようなものはあるんですか?
元榮:医師の学会は、弁護士でいうと委員会に当たるかもしれないですね。都道府県の単位会ごとに委員会があります。
――医師は学会内での序列があるといいますが、弁護士はそれほどはっきりしていないようですね。
元榮:序列があるとすれば修習期ですね。戦後から数えて何年目に司法試験に合格したかで、第何期かが決まります。
石見:修習生が集まって同窓会をしたりするんですか。
元榮:同窓会、ありますよ。あとは初対面の弁護士同士でも、「先生は何期ですか?」と聞くと、どちらが先輩かすぐわかる(笑)。
石見:医師はだいたい卒業大学、卒年を言えばそれで通じます。あとは学生時代の運動部などの活動もけっこう大事です。東日本医科学生総合体育大会(東医体)と西日本医科学生総合体育大会(西医体)というのがあって、東西で大きく2つに分けられるんですよ。東医体で顔を合わせると、大学、卒年、部活を言えば、「ああ、じゃあ誰々先生知ってる?」という話になる。
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