鈴木雅之「今の自分が最高」断言する自信の根源 「普遍的なラヴソング」への変わらぬこだわり
1980年にヴォーカル・グループ「シャネルズ」のメンバーとしてデビュー、その後1986年にソロ・ヴォーカリストとして始動以降、小田和正さん、山下達郎さん、水野良樹(いきものがかり)さんなど、そうそうたるミュージシャンとコラボレーション。さまざまなヒット曲を生み出してきた、鈴木雅之さん。
2011年からは、東日本大震災をきっかけに、日本の名曲をカヴァーするプロジェクト『DISCOVER JAPAN』がスタート。2022年2月には、これまでを総括する『DISCOVER JAPAN DX』を完成させました。YOASOBIの「怪物」、手島 葵さんの「明日への手紙」、スターダスト☆レビュー「木蘭の涙」や、ラッツ&スター名義で発表した大瀧詠一さん提供の「Tシャツに口紅」のセルフカヴァーといった新録曲を含む、あらゆる時代のマスターピースの数々を、唯一無二のセクシーなヴォーカルで再構築。楽曲の新たな魅力をディスカバーできるデラックスな3枚組になっています。(文/松永尚久 写真/内田裕介)
どんな音楽も自分色に染め上げる表現力を磨くことにこだわってきた
──ソロ活動がスタートして35周年。鈴木さんにとってこの35年とは?
鈴木:「ヴォーカリスト」という肩書きにこだわって活動してきた35年と
言えます。ジャズやR&Bなどジャンルに特化した「シンガー」ではなく、どんな音楽でも自分色に染め上げることができる表現力を磨き、認知されること。それを、さまざまなミュージシャンやスタッフの方々、そしてファンの皆さんとともに築き上げることができたのかなと。これまでの35年の活動は、間違っていなかったという自負はあります。
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