「手当たり次第方式からピンポイント方式に変えたら、すぐに彼氏ができました。私が『これだけは外せない』というピンポイントの条件は、スポーツマンであることです。この条件を掲げたら(相手探しの)アンテナを張りやすくなり、出会った人とのすれ違いも少なくなりました。それで付き合えた彼氏が今のダンナさんです」
ここはあるホテルのラウンジ。お茶を飲みながら成功戦略を明かしてくれるのは、中学校の体育教師をしている西川里奈さん(仮名、36歳)。実年齢より5歳ほど若く見えるかわいらしい風貌の女性である。
内と外から見た、スポーツマンの魅力
中学校教師&体育会系という世界は、フリーライター&非体育会系の僕には袖すり合うことのない遠い世界だ。教師同士で出会って早々に結婚する人が多いのかな、とぼんやり想像する程度だが、里奈さんにとっては「教師」は最も結婚したくない相手らしい。
「うちは両親ともに教師です。教師というのは独特の世界で、一般的な感覚がありません。家族に教師を増やすのはもう嫌です(笑)。学校に来る人(新任教師)との出会いを待っていられない、狭い世界で相手を決めたくない、という気持ちもありました」
同じく体育教師の父親と学生時代はサッカーに打ち込んでいた兄は典型的なスポーツマンであり、里奈さんは「自分より筋肉のない男子には魅力を感じない」ようになっていた。家族に教師は増やしたくないが、スポーツマンは大いに増やしたいようだ。
結婚とは家族を作ることであり、経済力の有無などの条件も気になる。しかし、大前提として男女が異性として引かれ合うことが必要だ。手をつなぎたくもない相手と一緒に寝ることはできない。
里奈さんは、肉体的な相性に加えて、精神的にも体育会系とは理解をし合いやすいと感じている。
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