"35歳以上婚"の実現に、「合コン」は有効か?

女性体育教師×ラガーマンの「大人な婚活」

「体育会は縦社会なので、目上の人にはきちんと敬語を使えるし、立てることを忘れません。それは人生で大切なことだと私は思います。私の学校にいる20代の英語教師は、職場でいちばん年下なのになぜかエラそうで、率先して動こうとしません。30代の私が教えてあげなくちゃいけないのですが、何を言っても素直に聞いてくれない。この人はすごく損しているな、そんな態度だと誰も何も教えてあげなくなるのに、と思います」

不遜な態度で年上の同性から嫌われることがある僕としては、返す言葉が見つからなかった。そうか、僕たちは損をしているのか……。

スポーツマンに照準を絞ったとはいえ、里奈さんは当時33歳。学生時代の男友だちの多くはすでに結婚している。教師仲間との結婚は避けたい。里奈さんが助けを求めたのは同僚の体育教師であるカッコいい既婚男性だった。

「照れくさかったけれど、『紹介して』とお願いしたら、社会人ラグビーのチームメートとの合コンをセッティングしてくれました。彼は既婚者なので合コン自体には参加しません。別の男性と私が幹事になって、5対5ぐらいの合コンをやりました」

セッティングだけして参加はしないところにカッコいい既婚男性の余裕を感じる。僕も未婚の男女を引き合わせることがあるが、頼まれもしないのに同席して自分も楽しんでしまう。自分もモテたい、ステキな女性と飲みたいという下心を抑えられないのだ。あらためて客観視するとカッコ悪いことをしているなあ。

どんちゃん騒ぎの合コンで、夫候補を発見

合コンにやってきた社会人ラグビーのチームの男性陣は、良くも悪くも体育会系のノリで、ガンガンに飲みまくる会になった。2次会のカラオケでは「そこら中でお姫様抱っこ」というハチャメチャ状態。ドン引きして早めに帰ってしまった女性もいたという。

「私は嫌ではありませんでした。学生時代に戻ったみたいで懐かしいなと思ったぐらいです。お姫様抱っこ? 私もされましたよ(笑)」

2次会では、現在の夫である良一さん(仮名、30歳)が里奈さんを完全に独占。お姫様抱っこをしてくれた王子様はもちろん良一さん。すっかり盛り上がったふたりは酔った勢いでふたりだけの3次会に行き、そのままホテルにチェックインした。

「いわゆるお持ち帰り、ですよね。もう33歳だしカタいことは言わないでいいかな、と。2次会でダンナさんに独占されていたときも嫌ではありませんでした」

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