軽い風邪に、薬は逆効果!?正しい対処法とは ガッツリ焼き肉を食べても、免疫力は回復しない!?

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こう話す北條氏に、風邪予防と正しい対処法を教わった。

肌荒れは風邪の引きやすさの証

①日頃からダイエットなどで、バランスの欠いた食生活をしている人は、炭水化物、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンを食事からバランス良くとるように心掛ける。

②ウォーキングなどの有酸素運動や、こまめに歩くなど、適度な運動で体力を維持する。

③通勤電車など人混みの中に入るときには、マスクを着用し、通勤先や自宅に着いたら手洗いとうがいをする。

④風邪の初期症状を感じたら、身体を冷やさないようにし、温かい飲み物、和食、睡眠をなるべくとるようにする。

⑤急に寝込むと、体内時計のバランスが崩れるなど、体調不良に結びつくことがあるため、風邪の初期段階では、マスクを着用しつつ、日常生活を淡々とこなす。

⑥突然の39度以上の発熱など、インフルエンザが疑われるときには、医療機関をすぐに受診する。小児や高齢者は、風邪の初期段階でも医療機関を受診させること。

⑦通常の風邪症状がひどくなったら、風邪薬を活用する。

「偏食をしている人は、肌の状態が悪く、ニキビなども生じやすいでしょう。肌荒れは、体内の粘膜の機能が弱まり、風邪になりやすい証でもあります。バランスの良い食事を適度にとって、運動習慣のある人は、肌の状態もよく、風邪にもなりにくい。私も週に1回は、ジムで筋トレや水泳で汗を流すようにしていますが、この習慣を取り入れてから風邪はひかなくなりました。日頃からの生活習慣を少し見直して、風邪予防に役立ててはいかがでしょうか」と北條氏はアドバイスする。
 

安達 純子 医療ジャーナリスト

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あだち じゅんこ / Junko Adachi

東京生まれ。医療ジャーナリスト。医学ジャーナリスト協会会員。大手企業のOLから転身。フリーランスの雑誌記者としてさまざまなジャンルの取材を行う中で、病気の発生メカニズムに興味を持ち、医療関係の記事の執筆に比重を置くようになった。現在は、先進医療といった最新の医療状況をはじめ、免疫疾患や感染症などに強い関心を持つ一方で、生活習慣病といった身近な病気を対象とした記事を数多く新聞等で連載中。身体に個人差がある中で、その人にとっての健康とはなにか。病気の仕組みはどこまで解明できるのか。また、未知の病気の正体はどこにあるのかなどをテーマに現在取材を進めている。

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