マイクロソフト、7─9月好調のワケは? クラウド好調で市場の予想を上回る
[シアトル 23日 ロイター] - 米マイクロソフト
マイクロソフト株は時間外取引で、3%上昇した。
FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ダニエル・アイブス氏は「オラクルやIBM、SAP、VMウェア、EMCなど大手ハイテク企業の決算はさえなかったが、マイクロソフトはトレンドを逆行している。7─9月期決算はしっかりした成果と言える」と述べている。
クラウド関連が好調
マイクロソフトは、クラウド関連売上高の実数は公表していないが、企業向けクラウドの売上高は128%増、クラウドプラットフォーム「アジュール」サービスの売上高は121%増だった、と発表した。
一方、データセンターの建設や運用費用など、インフラコストがかさむなか、「アジュール」を含む部門粗利益率は194%上昇した。
エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)は電話インタビューで「企業向けクラウドでは粗利益率が引き続き改善した。スケール効果と、効率性重視の成果が表れていることを示すものだ」と述べている。