資格取得はメンタルヘルスに役立ちます--連載「社労士合格体験記」の翠洋氏インタビュー

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■外国人相手の「よろず相談事務所」を作りたい

--翠さんの将来の夢は?社労士事務所の開業ですか?

単なる社労士事務所ではなく、日本に滞在する外国人を対象にした「よろず相談事務所」を作りたいと思います。外国人の相談事を総合的に解決する事務所です。

ビザで悩んでいる外国人は少なくありません。私は行政書士の資格も持ち、以前は行政書士事務所で外国人のビザ取得をサポートする仕事をしていました。外国人が就職、年金、社会保険、労働問題で困っていれば、社労士の資格が生きてきます。

また、金銭面で問題を抱えているならば、FPとして支援できますし、日本語習得に苦労している場合は、私の語学力とボランティア教師で培ったノウハウで助けてあげることができます。

また、相手のある話ですが、専門学校の講師になるという道もあります。今度、資格取得専門学校のLEC東京リーガルマインドのDVD教材に出演することが決まりました。これをきっかけに、どこかの専門学校の講師になるということもありえます。

いろいろな可能性がありますが、今は公共職業訓練の講師を始めたばかりなので、これに全力投球します。景気が回復して雇用状況が改善すれば、公共の職業訓練は減少しますので、その時には次のステップに進まなくてはならないかもしれません。

(聞き手:東洋経済HRオンライン編集長 田宮寛之 撮影:吉野純治)

翠 洋(みす・ひろし)
1958年愛知県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業後、ラジオたんぱ(現・ラジオNIKKEI)入社。番組制作、報道、出版事業などを経て45歳で退職。延べ1年半の失業期間の後、NHK「地球ラジオ」の専属ディレクターとして3年勤務。その間、ファイナンシャル・プランナー(AFP)に登録。2007年4度目の挑戦で「行政書士」合格後、行政書士法人で外国人の日本在留ビザ申請代行業務に従事。「社会保険労務士」には、2008年4度目の挑戦で合格。現在は、職業訓練講師として「人事労務基礎科」「基礎演習科」などを教えている。趣味はアルトサックス演奏、温泉巡り。「語学オタク」。

人事・労務が企業を変える 東洋経済HRオンライン

 

 

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