「1万円の使い方」でバレる!貯まらない人の3欠点 「手にした1万円をどう使うか」が分かれ道です

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お金が貯まる人か貯まらない人かは、1万円の使い方でわかってしまう?(写真:Graphs/PIXTA)
東京国税局で国税職員として勤めた後、NSC(吉本総合芸能学院)に入学し、芸人の道へ。Twitterで税やお金に関する情報を投稿したことが話題になり、執筆や講演、メディアへの出演など各方面で活躍する、さんきゅう倉田氏。
コミュニケーション力、トーク力を活かした「お金」や「税」の話が「わかりやすい」と評判で、税理士会、法人会、医師会、各種学校、中小企業などで5000人以上に講演をするなど、人気を呼んでいる。
自他共に認める「6000人の吉本芸人の中で一番お金に詳しい芸人」の、さんきゅう倉田氏が、この度、『お金持ち 貧困芸人 両方見たから正解がわかる! 世界一やさしいお金の貯め方増やし方 たった22の黄金ルール』を上梓した。「節約」「節税」「貯金」「保険」など、お金の基本的なことを初心者にもわかりやすく解説しつつ、お金持ち、お金がない貧困芸人両方の「実際に目撃したエピソード」が満載の1冊で、発売後すぐに大増刷するなど話題を呼んでいる。
さんきゅう倉田氏が、「『1万円の使い方』でバレる!お金が貯まらない人の3欠点」について解説する。

お金が貯まらない原因は「思考」にある

突然ですが、お笑い界には「一発屋芸人」というくくりがあります

何かひとつ「革新的な笑い」を生み出して、大きく稼いだ人たちのことを指します。そんな人たちのよく聞く失敗に、次のようなものがあります。

『お金持ち 貧困芸人 両方見たから正解がわかる! 世界一やさしいお金の貯め方増やし方 たった22の黄金ルール』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

それは「売れた年の翌年の住民税が払えなかった」というものです。住民税は、前年の所得から計算した税額を6月以降に納めるため、売れた年の翌年に収入が大きく下がってしまうと、納税資金を用意できなくなる場合があります。

ただ、ぼくから見ると、そのような失敗の原因となっているのは、「収入」よりも「思考」であるケースが多いのです。

手元にあるお金をすべて使ってしまうタイプであれば、当然、住民税の支払いは難しくなります。一方、将来に備えてお金を準備するタイプなら、たとえ翌年の収入が減っても、無事に納税できるでしょう。そうすれば延滞税もかかりません。先を見てお金を使えば、あとで困ることがないという事例です。

「一発屋芸人」のような特別なケースに限らず、「貯金ができない人」は、その「思考」に問題のある場合が多いのを、数多くの例を見て感じてきました。

本記事では、「1万円の使い方」でわかる、お金が貯まらない人の3欠点とその解決策を解説していきます。

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