MRJ、ANAとJALはどこへ飛ばすのか 国内の就航路線を大胆予想!

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ANAは大阪(伊丹)や名古屋(中部国際)、福岡などといった羽田以外の国内主要都市から地方へ飛ぶ路線について、MRJを導入することになりそうだ。今のところ羽田発着路線に投入される可能性は低い。

というのも、まずANAはこれらの路線で運航しているボーイング「737-500」型機の後継機種として、MRJを導入しようとしている。今年11月の運航スケジュールを見ると、ANAは737-500を大阪(伊丹)-東北、四国、九州方面をはじめ、名古屋や福岡からの地方路線、さらには那覇~宮古、石垣などの路線に飛ばしており、MRJがこれらの路線を中心に順次投入される可能性は高そうだ。737-500の座席数は126。MRJの座席数はそれより少ないものの、採算の厳しい地方路線にとっては搭乗率の向上により便数を維持できるメリットが考えられる。

ボンバル機の就航路線にも併用か

もう一つ考えられるのは、ANAグループが74人乗りのプロペラ機であるカナダのボンバルディア機(DHC8-Q400)を使って飛ばしている地方路線についても、一部ではMRJが併用される可能性だ。MRJは燃費がよく機内空間も快適とされており、需要に応じた柔軟な導入が想定される。

一方、JALグループでは、ジェイエアが運航する羽田-山形、南紀白浜をはじめ、ANA同様に大阪(伊丹)、中部、福岡発着の地方路線などが候補となる。JALグループは、ジェットエンジンを搭載したリージョナルジェット機であるエンブラエル社(ブラジル)ERJ-170(座席数:76席)を15機保有。MRJはこのエンブラエル機の後継機種としての位置づけとなりそうだ。

航空ファンの一部では、同じくJALの子会社である日本エアコミューターが運航する路線に、MRJが導入される可能性を取りざたする声もある。鹿児島からの離島路線(種子島、屋久島、奄美大島、徳之島など)をはじめとした九州内路線や伊丹・福岡からのローカル路線などだ。しかし、JALグループでMRJの導入が予定されているのは、あくまでジェイエアの路線のみ。現時点で可能性は低いとみていいだろう。

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