また、不動産や旅行業界と一口に言っても、どういった立場でかかわっている会社なのか(不動産でいえば仲介なのか、開発なのか、プロパティマネジメントなのか、何なのか、といったあたりですね)。そして、その中で何をするのか(営業なのか、経理なのか、企画なのか、といった切り口ですね)。これらによってやることも当然、変わってきます。
そもそも業種で選べば何をやっても幸せなのか、についてもきちんと考える必要があると思います。趣味を趣味としてやっている間は好きなように見えますが、仕事にした途端、つまらなくなった、とならないようにすべきです。
そう考えますと、周りにそのような業界にお勤めの方がいれば、仕事内容をヒアリングしたりして、情報収集を今以上にするなど、「思い立った」ベースでない、確かな情報に基づいた転職戦略を練るべきでしょう。
「なんとなく転職」がすでに通用する年齢でもありませんので、実績を今の会社で出しつつ、転職については落ち着いてご自身の考えを、今一度、整理する必要があるように思われます。
キャリア形成とは、労働市場における自分自身のブランド形成であるとも言えます、「嫌だから逃げる」というブランドを確立してしまうのか、「きちんと結果を出す」というポジションを確立するのか、どっちが有利かは言うまでもありませんね。
最初からやりがいのある、完璧な仕事なんて世の中に存在しません。仕事を通じて自分自身で完璧な仕事にしていくのです。そういう姿勢でないと、いつまでもフラフラしたままになってしまいますよ。
仕事を自ら楽しくする
幸いにしてYさんは28歳ですので、まだやり直しのチャンスは残されていますが、「そろそろ仕事は与えられるもの」という受け身のスタンスから、「いかにして仕事を楽しくするか」という、より積極的な姿勢が求められます。
海外でこの先も活躍されたいとのことですので、ぜひその夢をかなえつつ、ご自身のキャリアと人生に真摯に向き合ってください。今後、海外において日本人の代表としてYさんがご活躍されることを応援しております。
※安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。
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