iPhone6とXperia Z3、動画に強いのは? ベルリンからプラハへ、製品レビューの旅<4>
今回も、掲載している写真はすべてXperia Z3で撮影したものだが、旅が始まって2日目のこの日の夜。その画面に「Movie creator appが新しいビデオが作成しました」と表示された。開いてみると、撮影した写真を集め、ダイジェストで旅を振り返るビデオを自動作成してあったのだ。
同様の機能はかつてPlayStation 3に提供され、VAIOなどにも組み込まれていたと記憶しているが、常に携帯して日常を映し出すスマートフォンにはピッタリ。たくさんの写真や動画を撮影していると、知らないうちに編集をしてくれている。
プラハの1日では、最後にセグウェイで移動しながらの、ちょっとした動画を撮影していたのだが、静止画と動画を組み合わせ、適切な音楽を重ねあわせたビデオは、旅の中間報告として友人や家族に送るために調度良いものだった。
しかし、ここであらためて気付かされたのが、Xperia Z3の動画用手ぶれ補正機能である。Z3の手ぶれ補正はiPhone 6plusのような光学手ブレ補正機能ではなく、イメージセンサーの冗長画素を用いた電子処理によるものだ。
動画撮影ではぶれるiPhone6シリーズ
ところが、iPhone 6シリーズでは動画時にまったく手ぶれ補正が効かない(あるいは体感できない程度にしか働かない)。これに対して、Z3の動画手ブレ補正機能は凄まじく効きがいいのだ。これは一目瞭然。実際に映像を見てもらうのがいいだろう。
プロ用の撮影機材に人が歩きながら撮影してもブレに気づかないほどスムースなカメラ移動を実現する「ステディカム」という機材があるが、Z3に搭載されているのは同社ハンディカムにも搭載されているステディショットという技術。静止画用手ぶれ補正とは異なるアルゴリズムで、より低い周波数のブレにも連続的に追従するための仕組みが組み込まれている。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら