製造部門の古参社員に現場で教えられることは、研修会場で聞くより何倍ものリアリティがあります。そして同期や年齢の近い先輩と一緒に体験することで、自分たちの絆が深まる効果もあります。1年目社員の中では特に営業部門の者から「もっと体験したい」という声が聞かれるそうです。日々酒造りに接していない社員にこそ、このような体験は貴重なのかもしれません。
当たり前のことを当たり前のように
こうしてみてくると、日本型サスティナブル企業は極めて特殊なことをしているというよりも、一昔前は当たり前のように多くの日本企業が実施していた制度や仕組みを、「企業は人なり」といったたぐいの信念に基づいて継続しているのだと言えるでしょう。
 多くの日本型サスティナブル企業の経営者の方々は、インタビューの中で
「普通でしょ」
「あたりまえのことをしているだけ」
「顧客第一に考えているだけ」
「従業員満足はとても大切」
「大事なことはやめない」
そんな発言を繰り返されました。
 
合理化という流れの中で、日本が、日本人が、日本企業が大切にしてきたものを失ってきているケースが多くなっているのかもしれません。そんな時代だからこそ、300年間の長きにわたり、荒波を乗り越え続けている先輩企業から学ぶべきことがたくさんあるように思います。
 グロービス経営大学院では、『創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか』の出版を記念してセミナーを行いますので、ふるってご参加ください。
●大阪開催 11月5日(水)
●東京開催 11月6日(木)
●仙台開催 11月20日(木)
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