かつお節、和菓子…老舗が本気で海外目指す

リクルート出身のベンチャーが水先案内人に

老舗企業の海外進出を後押しするスターマークは、イベント後も現地での販売体制構築を支援する

かつお節、和菓子、海苔(のり)、手ぬぐい……。日本の老舗企業の海外進出を後押しするイベントが、10月3日から4日間にわたり、シンガポール高島屋で開催される。

「Japan Travel Fair 2014」と銘打ったイベントを主催するのは、日本の観光庁と日本政府観光局(JNTO)だ。共催団体の「クレアシンガポール」(一般社団法人自治体国際化協会のシンガポール事務所)が設けた展示ブースには、にんべん(かつお節、だし)、和久傳(塩、香醤)、笹屋伊織(和菓子)、山本海苔店(のり)、竺仙(てぬぐい)といった、日本を代表する老舗企業が顔をそろえる。

実はこのイベントには”隠された意図”がある。というのは、単なる展示会ではなく、老舗企業の国際展開の起爆剤ともなる仕掛けが設けられているからだ。

「本気で売る」企業こそ支援

「『イベントに持って行ってそれで終わり』」ではなく、提携店舗に販売棚を持つ当社がイベント終了後もお預かりすることによって実際に販売し、利益を得るということが可能になった」。

こう説明するのは、老舗企業のEコマースなどを支援する「スターマーク」の林正勝社長だ。

リクルート出身の林社長が10年前に設立した同社は、ブースの運営を通じて、クレアシンガポールの業務推進を支援。これと軌を一にする形で、シンガポールで小ロットからの日本製品の販売をサポートする体制を構築した。具体的には、英語による商談から、販売ライセンスの取得、倉庫の確保、必要な人材の採用まで、一括して引き受ける体制を整えた。

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