国土の広い米国では大手航空会社による膨大な数の国内定期便が日々飛んでいるが、乗客数の少ないローカル路線の多くは専門の運航受託会社が実際の運航業務を担っている。委託者である大手航空会社のブランドで運航するので知名度は低いが、スカイウェスト航空やメサ航空、トランス・ステーツ航空などが代表的な企業だ。
これらの運航受託会社は、大手航空会社とウェットリース契約(航空機と乗員をセットで提供するリース契約)を結び、機材の調達から機内サービスを含む運航業務、整備までを一手に担う。
最大手のスカイウェスト社を例に取ると、ユナイテッド航空やデルタ航空、USエアウェイズ、アメリカン航空など複数社からローカル路線の業務を受託。2万人の従業員と700機以上の小型機を有し、1日平均4000近くもの便を運航している。
大手航空会社がこうした企業に運航業務を委託するのは、経済性の問題からだ。ローカル線は輸送人員が限られるため、固定費の重い大手航空会社では採算が合いにくい。運航業務に特化したローコストの運航受託会社を活用することで、路線は維持したまま、乗務員や機材・設備に関わる固定費を軽減できる。
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