TOTOが切り込む苛烈なキッチン争奪戦


 ひるがえってTOTOは、従来は価格帯ごとに3シリーズを展開していたが、8月の刷新でシリーズを一本化。「安物は安物で新しいバリューチェーンを作って商品を変えていくというのはウチにはできない」(張本社長)。低価格帯での価格競争に見切りをつけ、衛生陶器などで培った独自技術でキッチンリフォームの開拓を進めていく。

とはいえ、サッシルートも傘下に収める住生活G、家電や外装建材を入り口に持つパナ電工という総合力を売りにする2社を前に、自慢の技術力をどれだけ発揮できるかは未知数。本格的なリフォーム消耗戦が予見される中、あえて越境を避けたTOTOの前途は決して生易しいものではない。

■TOTOの業績予想、会社概要はこちら

(猪澤顕明 撮影:ヒラオカスタジオ =週刊東洋経済2010年8月14・21日合併特大号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 森口将之の自動車デザイン考
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 「薬害・廃人症候群」を知っていますか?
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
米国・イランのチキンゲーム<br>本質を知るための5大論点

ソレイマニ少将の殺害、報復攻撃と、米国とイランの対立が先鋭化し、年頭から世界を震撼させました。中東情勢が激動する中で、注視すべき事態の本質とは。国際政治からイラン経済まで、日本屈指のプロ5人に見立てを聞きました。