TOTOが切り込む苛烈なキッチン争奪戦

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 ひるがえってTOTOは、従来は価格帯ごとに3シリーズを展開していたが、8月の刷新でシリーズを一本化。「安物は安物で新しいバリューチェーンを作って商品を変えていくというのはウチにはできない」(張本社長)。低価格帯での価格競争に見切りをつけ、衛生陶器などで培った独自技術でキッチンリフォームの開拓を進めていく。

とはいえ、サッシルートも傘下に収める住生活G、家電や外装建材を入り口に持つパナ電工という総合力を売りにする2社を前に、自慢の技術力をどれだけ発揮できるかは未知数。本格的なリフォーム消耗戦が予見される中、あえて越境を避けたTOTOの前途は決して生易しいものではない。

■TOTOの業績予想、会社概要はこちら

(猪澤顕明 撮影:ヒラオカスタジオ =週刊東洋経済2010年8月14・21日合併特大号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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