1日17万個売れる《大阪土産のド定番》豚まんチェーン…「点心セット」「数量限定メニュー」の底力を確かめてきた

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551の豚まん
豚まんは各店舗で約20分蒸し上げられる(写真:筆者撮影)
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出張先で立ち寄りたいチェーン店を紹介する本連載​、​​連載36回目はフリーライター・編集の笹間聖子が担当。


「あるとき~」は家族がにぎやかになり、「ないとき~」は静まりかえるCMでおなじみ『551蓬莱』の豚まんは、いわずと知れた関西のソウルフードだ。その売れ行きはすさまじく、全60店舗合計で1日平均約17万個、年間6000万個以上。

店舗があるのは大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀の6府県だけなのに、なぜ、関西圏を出ないのか? そもそも「551」ってなんの数字? 「蓬莱」と名乗る店がほかに2つあるって本当!? 数々のナゾを解くために、大阪・難波の本店を訪ねた。

551が「本当にあるとき」人は?

シーン——。

やけに静かだ。さっきまでにぎやかだったのに、スマホから顔を上げると、店内に沈黙が降りていた。斜め向かいのご夫婦も、隣のOLらしき2人組も、会話がピタリと止まって無心で食べている。CMの「あるとき〜」はいつもにぎやかだが、551蓬莱(以下、551)を本当に前にしたとき、人は静かになるのだ。

昨年12月某日。筆者は551の本店を訪れていた。場所は大阪メトロなんば駅から徒歩3分ほど。インバウンドが行き交う戎橋筋商店街の入り口からしばらく行ったら見える、「551」の赤い電飾が目印だ。1階がショップ、2階、3階がレストラン。どちらにも、いつも長い行列ができている。

レストラン開店の11時から20人ほどの行列に並び、約20分待って順番が回ってきた。しゃれたタイルに4段おきに「551」の赤文字が浮かぶ階段を上がり、昔の香港映画に出てきそうな、シックな2階フロアに案内された。筆者は1人だったが、4人がけのテーブル席へ通された。

階段
階段には4段おきにタイルで「551」が書かれていた(写真:筆者撮影)
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