「身近な人への忠告」ほど難しいものはない “世界一愛情深い家政婦”になるべし
「熱さ」を削いでも「温かさ」は残る
家族や身近な人が怒りにかられているのをなんとかしてあげたい。そう思った瞬間「この世でもっとも愛情深い家政婦」になりきってみてください。それから、相手に接してみる。そうすると自分の中にある「相手をコントロールしたい」という熱気のような心の働きがフッと冷めてきます。
「家政婦のような」というと冷たく感じる人もいるかもしれませんが、実際に「家政婦」になりきってみると、相手に対する温かさは残っているけれど、相手や自分を焼き尽くすような熱は冷める、不思議な感覚を体験することができます。「熱さ」を削いでも「温かさ」は残るのだ、ということを一度身体で実感しておくと、どうしても怒りにかられてしまいがちな身近な人との関わり方も変わってくるのです。
世界一愛情深い家政婦になるということ。身近な人への感情のコントロールに苦しんでいる人は、一度試してみてください。それだけの価値のある方法だと思います。
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