アップル「ヘルスキット」、米2大学で活用 慢性疾患患者向けの試験的プログラムを計画

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 9月15日、米国の2つの主要病院が米アップルの健康管理サービス「ヘルスキット」を使った慢性疾患患者向けの試験的プログラムを計画していることが明らかになった。写真は1月27日、米カリフォルニア州で(2014年 ロイター/Robert Galbraith)

[サンフランシスコ 15日 ロイター] - 米国の2つの主要病院は、米アップルの健康管理サービス「ヘルスキット」を使った慢性疾患患者向けの試験的プログラムを計画している。

ヘルスキットは現在開発中のサービス。血糖モニターのような医療機器がiPhoneアプリを通じて、ヘルスキットに情報を送ることが可能になる。患者の承諾を得た上で、様々な医療アプリからデータを収集し、医師による診断に役立てることができる。

スタンフォード大学病院の医師らは、糖尿病の子供たちの血糖値の記録をつけるためにアップルと協力。一方、デューク大学は、がん、あるいは心臓疾患の患者の血圧、体重やその他の計測値を記録するために試験的プログラムを開発している。

これまでは計測値の報告は主に電話やファックスで行われてきたが、今回のプログラムはデータを伝える際の精度とスピードを改善する目的がある。今後数週間で開始される見込み。

スタンフォード大学の関係者によると、試験的プログラムでは血糖値の水準をモニターするため、糖尿病の子供にiPodタッチを配布する。

ヘルスキットは在宅の計測機器などと医師が使用する情報サービスをつなげる役割を果たす。医療機器メーカーはスタンフォード大とデューク大のプログラムに参加している。血糖値測定機器製造のデックスコムの幹部は、ヘルスキットとの統合に向けてアップルやスタンフォード大学などと協議していると明らかにした。

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