TikTokにはビジネスチャンスが眠ると断言する訳 既存SNSのハードルが上がっているからこそ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

私自身、TikTokの力でそれまで行っていた実演販売の世界から飛び出し、飛躍的に成長することができました。

ご存じの通り、実演販売とは、目の前のお客さんに商品の魅力を伝えるセールス方法で、お店に足を運んでくれた人に語りかける販売手法です。たとえばスーパーマーケットなら、その日そのスーパーに来てくれたお客さんです。直接訴えかけられるのは大きな利点ですが、その場にいる人にしか聞いてもらうことができないため、どんなに頑張ってもせいぜい100名くらいを相手にするのが限界でした。

「若者だけのもの」でもない

これまで培ってきた販売トークを応用し、TikTokで発信するようになってからは、一気に100万人のお客さんを相手にできるようになった感覚があります。動画という自分の分身を作り出すことで、分身が自分に代わってセールスし続けてくれるのです。

『TikTokで人を集める、モノを売る 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』(河出書房新社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

初めてのSNSへの挑戦でしたが、反響の大きさに驚き、今でも画面越しに「何人のお客さんに届くんだろう」とワクワクしながら動画投稿を続けています。10年のキャリアで積み上げてきた「対面で営業する」という自分の常識が、TikTokを始めたこの1年で塗り替えられてしまいました。

対面で100人しか相手にできなかった私が、100万人を相手にできるようになったように、TikTokを利用すれば従来の数千~数万倍のお客さんを相手にできるのです。

リアルの世界での行動が制約される厳しい情勢ですが、SNS を活用できることはむしろチャンスと捉え、積極的に発信していく姿勢が求められていると思います。

TikTokはもはや「若者だけのもの」でもなく、「なんだかわからない動画がはやっているやつ」でもありません。チャンスの海です。他のどのSNSでもなく、TikTokにこそ大チャンスが転がっている理由、次回はTikTokのすごさをお話ししましょう。

中野 友加里 セントラルフィールドプロモーション 社長

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

なかの・ゆかり / Yukari Nakano

広告代理店経営。SNS事業に力を入れており、企業案件の対応、複数アカウントの運用、アドバイスを行う。「社長歴10年」というアカウント(フォロワー47.2K)を自ら運用し、累計再生数約4700万回突破。著書に『TikTokで人を集める、モノを売る』(河出書房新社)。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事