20、30代が「おせち料理」を作り始めた納得の理由 オンラインでおせちを学んで「開眼」した人も

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若い世代がおせち料理にひかれる理由とは(写真:electravk/iStock)

自宅で過ごす時間が増えたコロナ禍、若い世代のおせち作り熱が高まっている。インスタで、「#おせち料理」で検索すると、従来の重箱に詰められたものから、ワンプレートのものまで、さまざまなおせちが出てくる。

実際、紀文が毎年行っている正月の全国調査では、すでにコロナ前から、40~50代より20~30代のほうが正月を大切な伝統行事と位置づけ、おせち作りに熱心な傾向が出ていた。コロナ禍の2021年1月に行った「紀文・お正月全国調査2021」では、親族で集まった人が前年69.0%から42.2%へと大きく減少する中、全体の約7割がおせち料理を食べたと回答。そして帰省が難しくなったためか、「今年初めてまたは久々に用意した割合が、全世代で増加」した。

オンラインのおせち教室も

オンラインでおせち作りを学べる教室もある。料理家の今井真実氏(40)と、自炊料理家の山口祐加氏(29)も昨年オンラインで教室を開催して好評を得た。

今井氏は長年、3~6人が参加するリアルの料理教室を主宰しており、山口氏も2019年におせち教室に参加する予定だった。ところが、今井氏がインフルエンザにかかり中止に。その後、やり取りを続けるうちに2人は親しくなり、今井氏から教わることになったが、「今井さんを私が独り占めするのはもったいないので、オンラインレッスンを持ち掛けたんです」。

今井氏にとってオンラインは初挑戦だったが、昨年末には30代の女性を中心に20名が参加。3300円で5品教えた。選んだのは紅白なます、たたきごぼう、伊達巻、エビのうま煮、イモきんとん。手間がかかりすぎず、残ったものをリメイクしやすい料理を選んだ。

「おせち全体としては難しい印象があるかもしれませんが、分解して単品を見ると、そんなに難しくないんです。里芋やニンジンなどの食材をそれぞれ別の味つけで煮含め、最後に合わせる炊き合わせ(煮しめ)はプロセスが複雑になるので、オンラインでは外しました。私はよく残った炊き合わせを串揚げにするんです。傷みやすいニンジンは梅干しで煮るなど、創作串カツ屋のように1つひとつに仕事がしてあるから、正月だけの贅沢。残ったおせちを冷凍しておけば、1カ月は楽しめますよ」と今井氏。

また、残ったなますとエビのうま煮、そしてパクチーとピーナッツを加えたらベトナムのサンドイッチ、バインミーにもなるというリメイク術も教えたという。

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