大胆予言!アマゾン「医療分野」参入が未来すぎる 「プライム・ヘルス」で個人の健康情報が丸裸に
あなたはただログオンするだけでよい。プライムの皮膚科医がすぐにあなたの子どもの医療記録にアクセスできる。そのためにアマゾンは膨大な資本を投じて自分のシステムをHIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)に準拠させている。
プライム・ヘルスではいずれ、体の3Dスキャンや、2020年8月に発表したフィットネス用ウェアラブルHaloを通してバイタルサインを読み取れるようになるだろう。
処方箋がアマゾン傘下の薬局ピルパックに送られ、そこからアマゾンの物流拠点に抗ヒスタミン剤の発送が指示される。大都市圏では1時間以内に配達されるだろう。
医者が血液検査を必要としたときは、自宅用検査キット、たとえば尿検査用容器、DNA検査用綿棒が同梱される。やがてこれらは、プライム・ヘルス入会時に配布されるようになるかもしれない。アマゾンは何十億ドルもつぎ込んで、何百もの診断ツールを開発するだろう。
こうした「火力」の源は安い資本だ。それはアマゾンがヘルスケア・サービスを発表したその日に調達できるはずだ。その日の立ち合いで株式の時価総額も1000億ドル以上増加するだろう。
パンデミックがアマゾンを後押ししている
これらは何も目新しいアイデアではない。少なくともフューチャリストやSF作家の頭の中では。
しかし資本コスト、規制、既得権益などが不動の障壁となって、その実現を阻んできた。パンデミックは、それを数週間で押し流した。
2020年春、全国の医師がオンラインで患者を診察し、メディケアや個別の保険会社から支払いを受けた。数週間前にそれを行うには、特別な許可を得るため面倒な手続きが必要だった。
医師たちは患者にとっての恩恵をじかに目にした。予約のキャンセルが減少し、効率性が高まった。そして当然のことながら、ビッグテックには無限の資本がある。機は熟したのだ。
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