大胆予言!アマゾン「医療分野」参入が未来すぎる 「プライム・ヘルス」で個人の健康情報が丸裸に

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著者が予想するアマゾン「プライム・ヘルス」は、医療のあり方を根本から変える可能性に満ちている(画像:metamorworks/PIXTA)
GAFAの強さの秘密を明かし、その危険性を警告した書籍『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』は日本だけで15万部のベストセラーになり、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019 総合第1位」「ビジネス書大賞2019 読者賞」の2冠を達成、日本にGAFAという言葉を定着させた。
その著者スコット・ギャロウェイ教授の最新作『GAFA next stage 四騎士+Xの次なる支配戦略』が日本でも刊行され、発売3日で6万部のベストセラーになっている。本書では、コロナ禍でますます肥大化したGAFAとこの4社に匹敵する権威を持つようになる「+X」の巨大テック企業が再び、世界をどのように創り変えていくかを予言している。
本稿では本書を再編集し、著者が予言する「プライム・ヘルス」という支配戦略を紹介する。

アマゾンが「ヘルスケア」でできること

アマゾンの次なる大儲けのネタになるのはヘルスケアだ。アマゾンがこの分野に参入するのは時間の問題だったが、パンデミックがそれを加速した。

『GAFA next stage 四騎士+Xの次なる支配戦略』は、発売3日で6万部のベストセラーになっている(書影をクリックするとアマゾンのページにジャンプします)

アマゾンのコア・スキルの1つは、収集された膨大なデータを活用して、高収益があがりそうな事業分野をピックアップし、そうでない部分はアウトソーシングすることだ。

アマゾンがヘルスケアで大暴れできそうな分野はいくつかある。第一は保険だろう。

2020年7月のレモネードの華々しいIPOを見ればわかる。保険分野にはディスラプションのチャンスがある。

消費者は一般的に保険会社が嫌いで不信感を持っているが、それにはもっともな理由がある。そもそものビジネスモデルが、消費者から無期限に保険料を集め、その経営資源を総動員して保険金の支払いを渋ることにあるからだ。

アマゾンという捕食者からすれば、太っていてのろまな獲物だ。

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