嫌われる人の「話し方」 ドン引きの残念な共通点 久しぶりに会う人を知らずに不快にさせない為に

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〇良い例
相手「最近、●●の調子が悪くて病院通いしているんですよ」
自分「そうなんですか。私も■■の調子が悪くて、体調が悪いと大変ですよね。●●はどうされたんですか?」
相手「■■ですか。私の場合は……」

良い例では、同調したあとに質問を返したことで、会話の中心が相手になっています。

『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

もし、自分が会話の中心になっていたときには、話し終わったあとに、「あなたは?」と聞くようにします。

会話は、相手とつくり上げていくものです。インタビューやプレゼンなどをのぞいて、どちらか一方だけが聞き手、どちらか一方だけが話し手、という状況は避けるようにしましょう。

ただし、話にまとまりがなく、長く話す人もいます。

河野英太郎さんは、『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の中で、そのような場合の「相手の感情を逆なでせず戦略的に話の腰を折るコツ」を3つのステップで提案しています。まとめた上で紹介します。

◆相手の感情を逆なでせず戦略的に話の腰を折るコツ

①「なるほど、○○なんですね」と話題に入る。

②「確認ですが、△△ということでよろしいですか?」と確認しながら相手の話を整理する。

③「なるほど、△△が□□ということですね! さて、話は変わりますが……」と話の内容を整理し、締めの一言を添える。

人は「話を聞いてくれる人」を好きになる

ここまで、

●感じのいい挨拶
●ほどよい敬意
●丁寧さ
●相手の話をさえぎらないこと
●話したい相手から会話を奪わないこと

という5つのポイントを紹介しました。これらは、年上・年下にかかわらず、日ごろから気を付けていただくと、相手に不快感を与えずに、会話が盛り上がります。

話し方や伝え方といったコミュニケーションは、関係形成の第一歩です。

「こういう人にはこんなふうに言っておけばいい」などと高をくくって考えるのではなく、丁寧なコミュニケーションを重ねることで関係性が深まっていくのです。

藤吉 豊 文道代表取締役

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ふじよし ゆたか / Yutaka Fujiyoshi

有志4名による編集ユニット「クロロス」のメンバー。日本映画ペンクラブ会員。神奈川県相模原市出身。編集プロダクションにて、企業PR誌や一般誌、書籍の編集・ライティングに従事。編集プロダクション退社後、出版社にて、自動車専門誌2誌の編集長を歴任。2001年からフリーランスとなり、雑誌、PR誌の制作や、ビジネス書籍の企画・執筆・編集に携わる。文化人、経営者、アスリート、タレンドなど、インタビュー実績は2000人以上。2006年以降は、ビジネス書籍の編集協力に注力し、200冊以上の書籍のライティングに関わる。現在はライターとしての活動のほか、「書く楽しさを広める活動」「ライターを育てる活動」にも注力。(※「吉」の字は正しくはツチヨシ)

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