中国の不動産開発会社、中国恒大集団について何カ月もの間、疑問が渦巻いてきたが、投資家はついにその答えを得たようだ。今週の展開を経て、同社が中国で過去最大規模の債務再編に向かっていることが鮮明になった。
最後の瞬間に予想外の秘策が出てこない限り、192億ドル(約2兆1800億円)の中国恒大のドル建て債保有者は大幅な元本削減に直面するだろう。このプロセスは長期間を要し、中国経済へのリスクともなり得る。
中国恒大の債券保有者、6日期限の利払いまだ-傘下のドル建て債
S&P、中国恒大にデフォルト不可避と見受けられる
正式なデフォルト(債務不履行)宣言はなされていないものの、ドル建て債2本の保有者は遅れているクーポン支払いを30日間の猶予期間が終了した時点までに受け取っていない。S&Pグローバル・レーティングは7日、デフォルトは「不可避」との見方を示した。中国恒大にコメントを求めたが応答はない。
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