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話をちゃんと聞かない人が頼られるはずもない訳 「ねえ、私の話聞いてる?」の喧嘩はなぜ起こるか

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さて、では最初にアウトプットすることが快感である私たち人間にとって、気持ちいいことってなんでしょうか? 答えは簡単。

それは自分の思いを口にすること、つまり「話す」ということです。

人によって口数が多い、少ないという差はあるにせよ、人は話すということによって心理的な快感を得ているのです。

自分自身を振り返ってみるとすぐわかると思いますが、苦しい時や行き詰まった時、涙を流したり、思いを口にしたりすることで楽になることはたくさんあります。

脳科学的な研究からも、人は聞いている時より、話している時のほうが心理的快感を得ているということは、数々の臨床データで証明されています。

本来、生まれ持って人は話したい生き物なのです。

コミュニケーションの達人だけが知る人間の3大心理

2019年の9月に発刊された拙著『人は話し方が9割』に、人間の3大心理を書きました。この3大心理をあらためて紹介すると、

「人は誰もが自分のことがいちばん大切であり、自分にいちばん興味がある生き物である」

『人は聞き方が9割』(すばる舎)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

「本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している」

「人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる」

というものです。

つまり、人はみな、自分の話に共感してくれる人を求めていると言い換えることができます。

人は誰もが自分の話を聞いてほしいという欲求を生まれながらに持っているということは、端的に言うと、「聞く人」は、この日本に住む1億2500万人の人から求められる存在になるということです。

それだけ聞く人の存在には希少価値があり、今、その価値はさらに大きく上がっているのです。

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