ギタリスト「村治佳織」が大病を経て気づいたこと

心は1秒で明るくもなれるし、暗くもなれる

15歳でのCDデビュー以来、世界を舞台に活躍する村治佳織さん(写真:富井昌弘)

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日本を代表するクラシック・ギタリスト、村治佳織さん。15歳でのCDデビュー以来、世界を舞台に活躍。大病を患った30代と、そこからの復活を経て再び充実した演奏活動を続ける40代のいま、日々、思うこととは? 12月1日にリリースされるベストアルバムの話とともに伺いました。

本記事はLEON.JPの提供記事です

15歳でのデビュー以来、日本を代表するクラシック・ギタリストとして活躍を続ける村治佳織さん。長いキャリアを経て、心に染み入る深い音色で多くのファンを魅了しています。

高校生ギタリストとして脚光を浴びた10代の頃から日本と海外を行き来し、忙しくも充実した日々を送ってきた村治さんも、30代での大病を機に、活動のしかたをシフトチェンジ。新しいスタイルの中でしなやかに年齢を重ねてきましたが、40代を迎えた今、何を大切に日々を送っているのでしょうか。

12月1日にリリースするベストアルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』のことや、今のご自分のこと。そして、ポジティブに生きるコツまで、ざっくばらんにお話しいただきました。

大人ぶらない大人たちを素敵だと思った10代のころ

── このたびはLEON.JPにご登場いただきありがとうございます。実は村治さんが2年前に出された初の書下ろしエッセイ『いつのまにか、ギターと』はウチの会社で作らせていただいたのですよね。

そうなんです。ユニークな編集者さんがいろいろ引き出してくださって。おかげさまで、言葉の世界で思いを伝えるという初めての体験も、とても楽しくやりきることができました。

── 部署は違いますが、何かご縁を感じます(笑)。

私もLEONさんからもお声がけいただいてうれしかったです。読者の皆さんは、私と同世代か、少しお兄さんですよね。

── はい。まさにそういう大人たちが、仕事だけでなく、趣味やお洒落などを通じて人生をどう楽しんでいくか、“大人としてどう豊かに生きていくか”というのがLEON.JPのテーマなのです。10代の頃から大人の中で過ごしてきた村治さんは、いろんな大人を見て感じることも多かったと思うのですが。

確かに、今振り返ると、14、15歳で常に20代、30代、40代の大人の方に囲まれているのが日常でした。そんななかで私が子供の頃、素敵な大人だなぁと思ったのは、大人ぶらない方たちでしたね。10代の私に対しても目線を等しく、同レベルに立って意見してくれたりする時に、私は感動していたんです。

私もそういう大人でありたいと思うので、例えば若い人と対峙した時に、「自分の時代はこうだった」みたいな話をするより、今の自分が何を考えているかを、上から目線ではなく語れるように自然になっているかなとは思います。

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