人からの相談に「提案や助言」が全く必要ない訳 相手の「思考整理」を手伝うだけがむしろいい
プロの思考整理術は、本人が望まないところに強引に連れていくのが目的ではなく、望むところにいってもらうためのスキルです。だから望むものはなにかをイメージするのは重要なのですが、なかには「何が理想かわかりません」という人もいます。
今、目の前の問題を解決するので手いっぱいで、「理想とか考えてる場合じゃない」というような人の場合。
そのときは「仮に、こんな風になったらうれしいんじゃないかな?」と相手の状況を想像しつつ、誘い水を出してもいいでしょう。それが積み石になって何かをひらめくこともあれば、捨て石になって「いえ、自分が望んでるのはそうじゃなくて」となるかもしれません。
ただし、あくまでも「相手が望んでいること」であって、「自分が望んでいること」を混ぜてしまわないように。
上司が部下に対して、「もう少し仕事に積極的になれたらいいと思わない?」のように投げかけたら、誘導になってしまいます。誘導すると、相手は思考整理をできないまま終わるので、誘い水は慎重に出しましょう。
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