ボルボの「EV大転換」日本でも始まった攻勢の起点 「C40Recharge」投入、日本法人社長に聞く未来展望

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パーソン社長は、1999年にボルボに入社して以来20年以上にわたりその歴史を支え続けてきた。その中で、大きな転機になったと感じているのが、2010年にボルボ・カーのオーナーシップがフォードのPAGグループから、中国の浙江吉利控股集団(ジーリー・ホールディング)に変わったことだという。このタイミングで、次の世代のモデルの開発に向けた大規模な投資が実行された。

「その結果生まれたのが2015年のXC90です。それまでの世代に比べてプレミアムさやデザインにおいて、違いが鮮明になりました。これがボルボにとって偉大なる変革であり、現実に市場シェアの拡大に成功しています」

プレミアム市場での電動化進展を確信

中国の資本のもとで、スカンジナビアに根ざした企業文化を守り続けて巧みに成長しているのが現在のボルボというわけである。中国ではEVの普及が急速に進んでおり、その今年の販売台数は昨年の倍近い、200万台以上に達するとみられている。当然、ボルボもそうした環境で影響を受けているだろう。

「中国のダイナミックな市場から、ボルボはいい意味で大きなプレッシャーを受けています。われわれは業界で最も活発に改革しているブランドであり、電動化もリードしています。プレミアム市場において、電動化が平均的な乗用車よりずっと早いペースで進むのは間違いありません。2030年の100%EV化を確信しているとまで言いませんが、先陣をわれわれボルボが切ることは確実です」

EVの顧客は、ボルボのハイブリッドやPHEVのユーザーなのか、それともほかのブランドを含む内燃機関車のユーザーだろうか?

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