「英作文が劇的に向上する」たった3つの簡単秘訣 どんなトピックにも対応できる「型」がある
最後に「AはBにいい影響を与える」という意味の「Positive」系の表現を何パターンか覚えておけば、「Important」「Positive」系の表現と置き換えることで、表現の幅が広がります。「IPP」の3種類の表現は原則交換可能だからです。
「A have a good effect on B.」を基本とし、「good」を「positive」「beneficial」「favorable」などに言い換えたり、「benefit」を「いい影響を与える」という意味の他動詞として使ったりすることで、表現の幅がさらに広がります。
例えば、「中国語が話せると、中国人とコミュニケーションが取れる。」という文を、「Important」「Possible」「Positive」それぞれの表現を使って英語にするとどうなるでしょうか。
中国語が話せることは、中国人とコミュニケーションをとる上で大事な役割を果たしている。
中国語が話せることは、中国人とコミュニケーションをとることを可能にする。
中国語が話せることは、中国人とのコミュニケーションにいい影響を与える。
このように、このように、あるトピックに対する賛成の意見を「IPP」のいろいろなバリエーションで英語にすることができれば、表現的にも充実した自由英作文を書くことができます。
「IPP」の表現を基に自分だけのテンプレを作る
「外国語の学習は大切だ」というトピックであれば、「外国語が話せると、いろいろな人とコミュニケーションがとれる」という理由を軸として、「外国語」を「中国語」に、「いろいろな人」を「中国人」に細かく具体化するなかで「Important」「Possible」「Positive」の表現を組み合わせていきます。そうすることで、以下のような自由英作文を完成させられるようになるのです。
このように「Important」「Possible」「Positive」の表現を基に、基本の段落構成にしたがって「自分だけのオリジナルテンプレート」を作れば、魔法の「型」の完成です。
また「Possible」や「Positive」系の表現を「Impossible」や「Negative」系の表現にアレンジすることで、否定的な内容もスムーズに英語にできるようになります。
主語にあたる部分などを与えられたトピックに応じて変えることができれば、50~300語程度の評価される自由英作文がはるかに書きやすくなることでしょう。さらに、この「型」をある程度口で言えるようにしておくと、英検やTEAPなどのスピーキングセクションでも点数が飛躍的に高まります。
「対策の仕方がよくわからない」と思っていた自由英作文も、「抽象から具体」の段落構成の術を身につけて、それを英語にするさまざまな表現を使ったテンプレートを作成することで、高得点への道が開けてきます。
習得した「型」を用いて、頻出トピックを使った実践演習を効果的に行うことで、“合格”の2文字が見えてくることでしょう。
英検準1級などの資格試験で満点を取得したり、東京外国語大学や国際教養大学などの自由英作文が出題される難関大学の入試で成功したりした私の生徒たちと同様に、みなさんが最強のライティングとスピーキングの技術を身につけて、英語民間試験や大学入試で合格を掴み取ることを切に願っています。
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