ワールドカップで50型級大画面テレビが激売れの中国、その意外なワケは…
話を戻せば、ワールドカップをきっかけに大画面テレビが家庭用途よりも業務用途で売れた。この次の予兆として、いま電脳街ではじわじわと3D液晶ディスプレーが売れていることから、そのうちネットカフェで導入される日が来るのでは、と想像している。
現在もネットカフェでは、多くの利用者が動画サイトで動画を視聴している。今後のコンテンツ次第ではあるが、「大画面テレビのないバーはバーにあらず」だったように「3Dコンテンツの見られないネットカフェはネットカフェにあらず」となれば、どこもかしこも導入せざるをえなくなり、業務用市場では、爆発的な売れ行きを見せるのではないだろうか。
やまや・たけし
中国内陸部在住のIT専門ライター、中国のIT事情を中心に取材・執筆。著書に『新しい中国人 ネットで団結する若者たち』(ソフトバンク新書)。
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