財政破綻したギリシャと日本を比較してみる--目先のリスクは小さいが財政再建は不可避


 ここで、主要国(G7)とPIGS(ポルトガル、アイルランド、ギリシャ、スペイン)の国債金利と経済財政状況を比較してみよう。


出典:OECD Economic Outlook, 2010, vol.2009, no.2. と国立国会図書館資料より藤末健三事務所作成
10年国債:10年物の指標となる国債利回り%(2009年10~12月期の期間平均)
財政赤字:一般政府・財政収支(対名目GDP比%、OECD見通し)
債務残高:一般政府・債務残高(対名目GDP比%、OECD見通し)
名目GDP成長率:2010年OECD見通し

表のように、日本は毎年の財政赤字が大きく、対GDP比債務残高は189%と世界最大になっている。

ここで、債務残高とは公債発行残高、借入金残高等の負債を合計したものであるが、そうした負債のみに注目するのではなく、政府が保有している金融資産(債券、貸付金、株式、出資金等)を控除した純債務にも注目する必要があるという議論が出てくる。

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