韓国の人気男性音楽グループBTSが契約先を変更へ ソニー傘下のコロムビアからユニバーサルに

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韓国の男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」はソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)傘下のコロムビア・レコードとの契約を終了し、ユニバーサルミュージックグループ(UMG)に契約先を切り替える。BTSの所属事務所HYBE(ハイブ)が明らかにした。

ハイブのレコードレーベル、ビッグヒットミュージックは電子メールで、BTSの現行契約についてソニーに謝意を示すとともに、「ユニバーサルとのパートナーシップにおける新たな章を楽しみにしている」とコメントし、ビルボードとブルームバーグが先に報じていた内容を認めた。

UMGおよび同社傘下のインタースコープとの新たな契約について、米国および各地域の配信・マーケティングが対象になるとビッグヒットは説明した。ソニー側はコメントを控えた。

何年も前からBTSとの契約を目指していたUMGのルシアン・グレンジ最高経営責任者(CEO)は、ハイブ創業者の房時赫(パン・シヒョク)氏に対し個人的に説得を試みていた。

計画の詳細は未公表だとして匿名を条件に語った関係者によると、新契約にはUMGのイングルーヴス・ミュージック部門が配信を担当し、ゲフィン・レコード部門がクリエーティブ支援とマーケティングを担う取り決めが盛り込まれる。

インタースコープはKーPOPの女性グループ「ブラックピンク」と3年契約を結んでいる。この契約をきっかけにブラックピンクは欧米市場に参入した。 

原題:BTS Agency Confirms It’s Leaving Sony for Universal Music(抜粋)

(ハイブ側のコメントを追加して更新します)

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著者:Lucas Shaw、Peter Pae

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