「成城石井」が豊富な品揃えを実現できるヒミツ 売り場や店舗展開にたくさんの仕掛けがある

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成城石井の中にはエキナカ店舗など、スペースが限られた店舗もありますが、売場面積が小さな店舗でも高さのあるゴンドラを使い、多くの商品を陳列するなどバラエティ豊かな商品の中から、商品が選べるような売り場づくりを徹底しているそう。

でも、そもそもなぜそんなに豊富な品揃えが実現できるかというと…。4つのカテゴリーで商品調達+開発を行っているからなんです! 売り場を見てみると、成城石井ならではの商品が多く並んでいると思いませんか?その4通りの商品調達・開発の仕組みというのがコチラ!

1. 自社輸入商品
2. オリジナル商品
3. 自家製商品
4. 仕入れ商品

自ら現地に赴き、バイヤーさんの目と舌で探し出した商品を直接取引することで輸入した『自社輸入商品』から、バイヤーさんがその道のプロであるメーカーにアイデアを提案して作り上げた『オリジナル商品』。成城石井セントラルキッチンで、手間を惜しまず極力手作りにこだわりながら、開発・製造する『自家製商品』。さらには、バイヤーさんが世界各国から日本各地までを飛び回り、個性的な商品を発掘・調達している『仕入れ商品』の4つ。

他のスーパーではお目にかかれない、圧倒的な品ぞろえにはこんな裏があったんですね〜。

エキナカの元祖は成城石井だった⁉

■成城石井 アトレ恵比寿店

スーパーなどのお店では、面積の大きさが売上を左右すると言われていた時代がありました。そんな当時、業界では初といわれる“エキナカ”に小型店舗をオープンさせ、成功をおさめたのが成城石井のアトレ恵比寿店でした。

(写真:Domani編集部)

路面店と同じ品揃えを用意して迎えたオープン当初は、商品ラインアップがお客様のニーズに合わずに売上不振に陥ったそう。しかし、そこから、駅を利用するお客様が求める商品を見極め、品揃えを改良していくことなどでお客様のニーズに対応していきました。試行錯誤の末に新しい出店の形を確立したことは、成城石井の成長の源泉となっているそうです。

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