米高級車市場で「レクサス」がドイツ勢上回る 世界的半導体不足を同業他社よりうまく切り抜け

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7-9月(第3四半期)の米高級車市場でトヨタ自動車の「レクサス」の販売台数がドイツ勢を上回った。世界的な半導体不足による向かい風を、レクサスが同業他社よりうまく切り抜けていることがうかがえる。

レクサスの販売台数は7-9月に8万1093台となった。スポーツタイプ多目的車(SUV)の「RX」と「NX」が全体の半分余りを占めた。独BMWは7万5619台にとどまったが、1-9月では主要4社の中で首位を維持している。

7-9月の自動車販売は業界全体で低迷した。マレーシアでの新型コロナウイルス流行で半導体生産が打撃を受けた。サプライチェーン強化の取り組みが行われているが、自動車メーカーが在庫を切らし他の産業からも融通できない中で、半導体の入手可能性は悪化している。

米高級自動車市場、各社販売台数(7-9月期)各社の発表資料
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