去る菅首相がやった仕事「勝手ランキング10選」 コミュニケーション最悪でも「実績」はあげた?

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最後はお馴染み、競馬のコーナーだ。この3連休には「朝日杯セントライト記念」が行われる(20日の中山競馬場メイン第11レース、距離2200メートル、G2)。3歳クラシック最終戦、菊花賞に向けてのトライアルレースである。

セントライト記念の本命馬はソーヴァリアント

最後の1冠を目指す3歳馬の中で、狙うべきは春の実績馬か、それとも夏の上がり馬か。

前者で言えば皐月賞2着、弥生賞1着のタイトルホルダーを軸とすべきだが、ここは後者のソーヴァリアントから狙いたい。理由は3点。①夏の札幌での連勝が、いずれもノーステッキの楽勝で充実ぶりは明らか。②同じ中山芝2200メートルで勝ち鞍あり。③父オルフェーヴルの血統は、2200メートルのような非根幹距離レースを得意としている。そこで本命ソーヴァリアント、対抗タイトルホルダーの対決と捉えたい。

穴馬にはグラティアス。日本ダービー以来の出走となるが、中間の成長がうかがわれるし、京成杯の勝ちがあるので中山コースも不安なし。

一方、長期休養明けのオーソクレースは、「晩成型」とみて今回は見送り。人気薄目では、レッドヴェロシティに魅力を感じている。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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