政治混迷で窮地、「日本版カジノ」が直面する現実 横浜頓挫に旗振り役の菅首相も退陣で黄信号?

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横浜市の山中竹春・新市長が正式に誘致撤回を表明したIR(カジノを含む統合型リゾート)。日本版IRの誘致へ旗振り役を担ってきた菅義偉首相も退陣が決まり、その実現に暗雲が垂れ込めている。
会員サイト『東洋経済プラス』のデジタル特集「日本版カジノ 夢と現実」では、日本版IRの誘致をめぐる関係者の期待と不安、そして実現に向けた課題を追った。
以下の記事を無料でお読みいただけます。

横浜頓挫で「東京カジノ」具体化の現実味

「わかって言っているのかな」

関係者の間では、東京・お台場エリアにおけるIR実現の可能性もささやかれている(撮影:今井康一)

ある自治体関係者は、セガサミーホールディングスの幹部の発言の真意を推し量れず、目を丸くして驚いた。

その発言があったのは、セガサミーが8月6日に開催した決算説明会の場だ。

深澤恒一グループCFO(最高財務責任者)が、IR参入を今後狙える都市の候補として「東京都」の名を挙げたのだ。>>記事はこちら

日本版カジノ、関係者が憂う「大失敗」の兆候

業界を知る人々は日本におけるIRの行方を、どう見ているのか。

ラスベガスのカジノの様子。日本での展開の先行きを業界関係者は不安なまなざしで見ている(編集部撮影)

「どの自治体も、カジノがもたらす税収効果ばかりに目が行っている」「(海外の)IR企業はだんだんと日本を敬遠するようになった」「制度の枠組みから変えないと、日本のIRは失敗する」

参入を狙う企業の関係者や海外IRの現役幹部ら4人が本音を明かした。>>記事はこちら

インタビュー/フィリピンカジノ元社長
警告!「IR」めぐる日本人の大いなる誤解

日本初上陸となるIRは、果たして実現するのか。実は日本にも、IRの運営を経験した人物がいる。

インタビューでIRの経営に対する考えを熱く語った大屋氏(撮影:尾形文繁)

2020年までフィリピンのIR「オカダマニラ」の社長を務め、現在は中古車買い取りのカーチスホールディングス社長である大屋高志氏だ。

約2時間半にわたったインタビューで大屋氏は、日本人のIRに対する大きな誤解、そして日本版IRへの懸念を指摘した。>>記事はこちら

森田 宗一郎 東洋経済 記者

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もりた そういちろう / Soichiro Morita

2018年4月、東洋経済新報社入社。ITや広告・マーケティング、アニメ・出版業界を担当。過去の担当特集は「サイバーエージェント ポスト藤田時代の茨道」「マイクロソフト AI革命の深層」「CCC 平成のエンタメ王が陥った窮地」「アニメ 熱狂のカラクリ」「氾濫するPR」など。

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