1分差で乗り継げず45分待ち…痛い「骨折ダイヤ」 列車の運行が分断されている駅の「あるある」
高崎駅での両毛線、上越線、吾妻線方面も要注意だ。新前橋までは3線で線路を共用しているので1本乗り遅れてもそんなに痛くはないが、その先、とくに上越線方面や吾妻線方面は本数が少なく、骨折ダイヤの名にふさわしいパターンが見られる。10分差以内で逃げられ、かつ後続列車まで20分以上待つケースを路線別に紹介しよう。
9時44分着、10時15分着(快速)、11時41分着、12時09分着、12時42分着、13時41分着、14時41分着、20時17分着、20時45分着
(注:前橋行きは除外)
これらの列車は後続列車まで最大で57分待ちになる。このほか、19時07着特快は1分差で小山行きに逃げられ、その後伊勢崎行きは15分待ち、小山行きだと35分待ちになる。
7時49分着、12時09分着、13時04分着(特快)、14時41分着※、16時41分着
※新前橋始発の上越線列車に接続する両毛線の列車に間に合わない。
7:29着、10:47着、12:42着※、14:04着
※新前橋始発の吾妻線列車に接続する両毛線の列車に間に合わない
これらの中で、13時04分着の特快はちょっと面白い。この1分前、13時03分に上越線の水上行きが発車してしまい、何のための特別快速なんだ!と怒りの声を上げたくなるところだが、その後13時07分発の両毛線伊勢崎行きに乗ると、高崎で逃した13時03分発の水上行きに新前橋駅で乗り継げるという「救済」がある。
待ち時間は長くないが…3分差の逗子駅
横須賀線は日中毎時1本だけ久里浜まで行く列車があるが、そのほかは逗子駅で分断されている。下り列車で東京・新宿方面発の列車から逗子駅で久里浜方面へ乗り継ぐ際はそれほど待たされないが、上りの場合、久里浜発の列車が逗子駅に着くのは同駅始発の上り列車が出た3分後だ。
横須賀線の逗子以北(東京方面)は毎時6本の運転で平均10分間隔なので、次の列車までは7~10分待ちで済むが、同駅からは千葉方面、高崎線方面、宇都宮線方面の列車が出ているため、行き先によっては20分待ちとなる。時刻表上で見ているだけだと「惜しい!」と思えてくる。
そもそも逗子駅で列車が分断されている理由だが、横須賀線は15両編成での運転を基本としているものの、逗子―久里浜間の各駅は11両までしか入れない。そのため、この区間は4両編成の区間列車(逗子―久里浜間往復)、または15両のうち4両を切り離した11両編成が走っている。この切り離し・連結が骨折ダイヤの理由だ。
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