1分差で乗り継げず45分待ち…痛い「骨折ダイヤ」 列車の運行が分断されている駅の「あるある」
熱海では、上野東京ライン(東海道線)と伊東線との乗り継ぎがいいときと悪いときの差が激しく、あと1分くらい何とかならんのか……ということがたびたびある。下りだと、東京方面からの列車が10時47分に到着する1分前に伊東線が発車し、次は11時32分発まで45分待ちだ。この1分が……この1分が憎いっ! その後、12時27着、13時12分着の列車も2~3分差で伊東線に逃げられ、その後30~40分待たされることになる。
上りも似たような例がある。伊東線10時40分着の3分前に上野東京ラインの古河行きが発車し、その後11時04分発の小金井行きまで24分待ち。このほか14時10分着も1分前に小金井行きが発車し、次の列車まで23分待ちになる。16時49分着、20時59分着の伊東線も、3分前に東京方面の列車が発車してその後16~27分待ちだ。
もっとも、トイレや食事の時間を考えればこのくらいの乗り換え時間があってもいいという人もいるかもしれない。
1~8分差で乗り継げない宇都宮駅
宇都宮は東京方面と黒磯方面との境界駅で、骨折ダイヤが発生しやすい駅だ。下りの場合、黒磯方面への列車に数分差で乗り継げない東京方面からの列車は以下の通りだ。
9時14分着、9時51分着、10時54分着、11時50分着、12時48分着快速、13時53分着快速、15時52分着快速、16時48分着快速、18時52分着快速
いずれも1~8分の差で接続できず、次の列車まで最大35分待ちになる。快速を狙い打ちにしたかのように、黒磯方面の列車に「逃げられる」ダイヤになっており、何のための快速なのかと言いたくなる。
烏山線方面へは以下の列車が要注意だ。
7時13分着(平日のみ)、8時11分着、10時34分着、15時27分着(平日は15時29分着)、20時00分着快速、21時19分着(平日のみ)、22時43分
これらは烏山行きの列車に1~7分差で逃げられ、その後最大2時間待ちになる。22時43分着の列車は22時39分発の烏山行き最終に間に合わないが、さすがにこちらは2駅先の宝積寺で最終列車に乗り継げるようになっている。
次いで上りだ。黒磯方面発、烏山発を合わせ、次の列車まで待ち時間が15分未満のケースを除外してもこれだけある。
9時08分着、9時39分着、12時16分着、12時40分着、15時13分着、15時38分着、18時06分着、20時05分着、20時52分着
いずれも後続列車まで15~20分待ちだ。このうち15時13分着はなんと0分差、つまり到着と発車が同時だが、ホームが離れている。JRでも西日本の山陽本線相生駅では、到着と発車が同じ時刻でも相生―岡山間の列車と播州赤穂―姫路間の列車が同一ホームで接続するよう工夫している。宇都宮もどうにかならないだろうか。
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