意外?在来線より「新幹線のほうが安い区間」5選

一見「おトク」の背景には並行在来線問題も

在来線より新幹線を利用したほうが安くなる区間もある(写真:T2/PIXTA)

緊急事態宣言が解除され、JR各社はすでに実施、または予定していた新幹線の定期列車減便を取りやめると発表した。少しずつ日常が戻りつつあるが、それでもまだ自由に旅ができる状況ではない。

そこで、時刻表を見ながら机上の旅を楽しめるようなテーマを考えてみた。「新幹線に乗ったほうが在来線より安い区間」である。もちろん空想旅行だけでなく、実際に移動が必要な場合にも役立てていただけるだろう。

新幹線は乗車券に加え、1駅最低でも870円の特急料金を追加購入しなければ乗れないものだが、区間によっては在来線運賃(特急がある場合は特急料金も)と新幹線の運賃・特急料金の合計を比べると、新幹線のほうが安い区間が存在する。

それは在来線のほうが遠回りだったりする区間、 JR以外の他社線やバスなどを使わないとたどり着けない新幹線単独の駅前後の区間、そして新幹線開業時にJRから分離されて別会社となり、割高な運賃になってしまった並行在来線の区間である。

在来線の特急料金が高すぎる

特急より新幹線が安い米原―京都間

米原(滋賀県)―京都間は東海道新幹線に並行して在来線特急「はるか」と「びわこエクスプレス」「ワイドビューひだ」が朝と夜に最速51分で走っている。これらの列車を使うと同区間は乗車券1170円+A特急料金1200円の合計2370円となる。

ところが新幹線なら乗車券1170円+特急料金990円の計2160円と210円も安く済み、しかも30分ほど速い! これは在来線のA特急料金が高すぎるためである。在来線の特急料金にはもっと割安なB特急料金という区分もあり、同区間で適用されれば新幹線と同じ990円なのだが、これが適用されるのは京都より大阪寄りの区間である。

大都市の近郊区間、それも主に通勤需要を狙っての設定であるから米原や敦賀辺りまではB特急料金にしてもらいところ。北陸新幹線敦賀延伸で特急列車を再編するときにB特急料金エリア拡大を期待したい。

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