結局、1時間ほどアクリル板のない至近距離でおしゃべり。男性は勝手に盛り上がり、「上のバーに飲みに行こう」と言う。「条件がいいし、気に入ってくれたと思ったから……」と、結局、恵美さんはついていってしまいました。バーでも2、3時間、彼女いわく「ほぼ監禁状態」で、グイグイ迫られ、飛沫もペッペと飛ぶ距離で話しまくられたと言います。
翌日、恵美さんを襲ったのは、39度近くの高熱。このご時世ですから、その週と翌週に予定していたお見合いはすべてキャンセル。本命として1カ月も前から楽しみにしていた歯科医師とのお見合いもキャンセルになってしまいました。
お見合いはキャンセル、違約金も発生
お見合いは、相手が承諾してくれれば延期も可能ですが、相手も「早く結婚したい」と考えているので、いい条件の人がみつかればどんどんお見合いの予定を入れていきます。歯科医師にはまだ会えていない恵美さんのことを待つ余裕はなく、案の定「この時期に高熱ということなら、もうご縁がないということだと思う」と、迷う余地もありませんでした。しかも、直前のキャンセルということで、恵美さんが1万円の違約金を払うことになりました。
翌日の発熱ですから経営者男性が原因ではないと思いますが、恵美さんは「マスクをしてください」「もう少し離れてお話ししましょう」と言わなかった後悔にさいなまれ、体調回復後も精神的なダメージはなかなか癒えませんでした。
「これからは言うべきことはきちんと言おうね」と慰め、恵美さんもすっかり懲りたようで、すべてのお見合いをリモートに切り替えることにしました。
また別の会社経営者男性は、当社の会員女性・佳奈さん(仮名)とお見合いをすることになりましたがいきなり「横に座っていいよね」と近づき、「佳奈ちゃん」などと名前で呼び出して恋人気取り。
佳奈さんは胸元をジロジロ見られたことで不快だったそうですが、やはり年収がものすごくいいことと、社長として経験が豊富なため話はそこそこ楽しかったので、とりあえずそのお見合いはトラブルにはならず、交際がスタートしました。
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