アイス好きな人にたまらない「最新売れ筋TOP13」 スーパーカップ、ジャンボモナカ…定番が超強い

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売上高80億円以上のブランドを紹介したが、多くの人が「一度は食べたことがある」名前がずらりと並ぶ。これ以外に別枠1位で「ハーゲンダッツ」(ハーゲンダッツジャパン)があるが、後編で紹介したい。上位ブランドを中心にこだわりを見ていこう。

長年にわたり大人気の「超バニラ」

「エッセルスーパーカップ」(明治)は、ブランド全体(定番3品+シリーズ品)で首位と圧倒的人気を誇る。

発売されたのは今から27年前の1994年。ブランドの大黒柱が「明治 エッセルスーパーカップ 超バニラ」だ。パッケージには発売時から、白いバニラアイスに青の波(ブルーウェーブ)を配置。店頭で「エッセルだ」とわかる視覚性だが、実は昭和の高度成長期に大人気だった「雪印バニラブルーアイス」以来、白と青はバニラアイスの伝統配色といえる。

2020年からの特徴的な状況を、同社に聞いてみた。

「コロナ禍による巣ごもりで、“お菓子づくり”の需要が増加しました。SNSでも、アイスを食事やお菓子づくりの素材として利用するシーンが拡大しており、エッセルの定番性やコストパフォーマンスにより“アレンジ”という新しい使われ方が増えたと考えています」

吉岡征史さん(フローズン・食品マーケティング部 フローズンデザートグループ)はこう説明し、さらに続ける。

「定番フレーバーでは『エッセルスーパーカップ 超バニラ』がとくに好調に推移しています。コロナ禍における経済不安により、堅実消費も増えていることから、よりベーシックなフレーバーで“失敗したくない”という消費行動を後押ししているものと推察します。

また、前述したアレンジのしやすさでもバニラが受け入れられたと考えています」

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