2位は化粧品メーカーのシーボンで88.7%(118人)。上場企業ではトップとなった。女性従業員数は958人で、女性比率が92.0%。「女性が原動力」と捉え、生き生きと働ける場所を提供しているという。また、1日6時間で週に4日~5日働く「ショートタイム正社員制度」や、定年を65歳に引き上げるなど幅広い制度を導入している。
3位は、子ども向け写真館最大手スタジオアリスの80.6%(100人)と、美容脱毛専門サロン運営のミュゼプラチナムで同(79人)。スタジオアリスは女性の部長比率が前年比で70%から60%へ、女性役員比率も26.7%から22.2%へと減少した。今後は女性役員比率を現状から40%に上げることを目指す。
一方、ミュゼプラチナムは従業員4300人中、女性が4244人で女性比率が98.7%とほとんどが女性の職場。比率は下がったものの昨年と同じ3位となった。同社は運営する全サロンに1人ずつの障害者雇用を目標にするといった形でも、ダイバーシティの展開に取り組んでいる。
女性管理職はまだ少数派
以下、5位ニチイ学館78.5%(2912人)、6位ハウス オブ ローゼ74.4%(61人)、7位ハーバー研究所63.5%(33人)、8位ハイアス・アンド・カンパニー63.2%(24人)、9位ファンデリー61.5%(8人)、10位HAPiNS 57.1%(12人)と続く。
対象1377社のうち30%以上となっているのは44位の東京ソワールまで。100位のKIMOTOが21.3%と20%をわずかに超える程度なので、女性管理職はまだ少数派であるようだ。
女性管理職人数のトップは、67位みずほフィナンシャルグループで3984人(女性管理職比率25.8%、以下同)。みずほに次ぐ、49位イオンは3437人(28.7%)だった。ほかに、5位ニチイ学館2912人(78.5%)、57位セブン&アイ・ホールディングス2413人(26.5%)などが2000人を超えていた。
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