アルバイトなどを募集する際には必須情報の時給。では、上場企業など大手・有名企業の社員の時給はいくらくらいなのだろうか。今回は『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』掲載の平均年収を年間総労働時間で割った各社の「計算時給」を算出(平均年収の元データは1円単位)。この上位100社をランキングした。「時間当たりの収入が高い企業」をご紹介する。
ランキング1位は昨年に引き続き総合商社の三菱商事で8518.9円。2019年度の平均年収は1631.8万円で総労働時間は1915.6時間。社員の平均年齢は42.6歳で新卒入社して20年後にこのくらいの時給になると考えてよいだろう。
フレックスタイム、短時間勤務、半日単位の有給休暇、在宅勤務など柔軟な働き方を実現できる制度が充実。男性の育児休業は2019年度で取得率50.9%(110人)まで増加するなど、仕事と子育てが両立できる職場に変わりつつある。
資格・技能検定の取得奨励制度や自由応募形式の無料講座などスキルアップの機会も数多く用意されている。
SDGsにも積極的に取り組む
次世代ビジネスを通じた社会課題解決や低炭素社会への移行を目指し、SDGs(持続可能な開発目標)にも積極的に取り組む。
チリのアタカマ砂漠や中東カタールといった渇水地域で海水淡水化プロジェクトを行い、安定した水供給実現に貢献。コロンビアでは年間約300世帯の小規模コーヒー生産農家に対して技術支援や教育プログラムを行い品質向上、増産をサポートする。ここで生産されたコーヒー豆の一部は自社でも購入している。
ブラジルのバイア州南部では小規模貧困農家を支援。職業訓練学校に通う貧困層の学生約300人に対して、合宿形式の指導および故郷での実習、市民向け農村セミナー等を通じて同地域での農業技術普及を後押しする。
ボランティア休暇も2019年度で年間138人が取得。社会課題を解決しようという意識の高い人材が多く在籍している。
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