「BMW4シリーズ」に乗ってみた!

3でもなく5でもない「偶数」モデルの実力

BMWといえば、メルセデス・ベンツと並び誰もが知るドイツの高級車ブランドだ。車名に数字が入っているのも特徴である。有名なのは「3シリーズ」「5シリーズ」。世界中のメーカーが、スポーツセダンのベンチマークにしている。そんな定番2モデルの間に、いつの間にか「4シリーズ」がラインナップに加わっているのをご存じだろうか。

BMW4シリーズが登場したのは、ごく最近のこと。日本では2013年秋発売の2ドアモデルを皮切りに、14年初にはオープンカーモデルのカブリオレ、そしてこの6月に4ドアモデルの「グランクーペ」が追加された。それぞれ約40年の歴史を持つ3シリーズ、5シリーズをかき分けて乱入してきた4シリーズとは、いったいどんな車なのか。売れ筋となるであろう「4シリーズ・グランクーペ」を徹底取材した。

グランクーペは車両本体価格が516万~803万円で、エンジンは排気量2000ccと3000ccで計3タイプ。いずれもターボチャージャー(過給器)付きだ。「プレミアムミドルクラスという領域であり、国産車から輸入車にステップアップするお客が多い。サラリーマンでも手の届く価格」とBMW日本法人の御舘康成・プロダクトマネジャーは話す。

4ドアながら「クーペ」を冠する

クーペといえば通常は2ドア車に冠されるが、グランクーペは4ドア車でありながら、流れるような外観デザインを持っている。個人的な好みだが、セダンタイプの3シリーズや5シリーズよりもスタイリッシュに見える。

その分、後席のヘッドスペースは犠牲になっている。乗り込んでみると、身長170cm程度の記者でも少し圧迫感がある。ただ、小学生ぐらいまでの子供なら、まったく問題はない。大人が後席に乗ることを考えるなら、わざわざ4シリーズを買わなくても、似た価格帯の3シリーズを選べばいい。1人で乗ることが多かったり、小さな子供がいたりするようなドライバー向けの車といえるかもしれない。

走行性能にも独自の味付けがなされている。左右タイヤの幅であるトレッドを広げ接地感を高め、ダイレクトなステアリング操作を楽しめるセッティングになっている。走りを妥協しない一方で、趣味を楽しむための積載性にもこだわっているという。

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