ベンツ「Cクラス」刷新の破壊力 もはや高級車は排気量では語れない

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7年ぶりに「Cクラス]をフルモデルチェンジしたベンツ。近いうちに年6万台の販売台数を視野に入れる

「“メルセデスの本気”をお見せしたかった」。

メルセデス・ベンツ日本が7月11日に開いた新型車の発表会。上野金太郎社長はこう切り出した。同日発売を開始したのが、7年ぶりに全面改良した新型「Cクラス」だ。価格は419万~614万円で、ベンツの中でも歴史的に最も販売台数を稼ぐ車種である。世界で累計1000万台以上を販売、国内でも年間1万台強が売れており、輸入車のモデル別トップ10以内に常に名を連ねる。一般的な登録車市場では存在感の薄まりつつあるセダンだが、高級車の分野ではまだまだ売れ筋の車種。“本気”を示すには絶好の機会というわけだ。

ベンツのいう”本気”とは何なのか。上野社長は「車の性能がこれだけ上がってくるのには驚かされる。何でも可能にするのが技術の進歩」と自賛する。Cクラスは、すでに発売している欧州などで「ベイビーSクラス」とも評されており、安全技術や内外装には同社の最高級モデルである「Sクラス」との共通点は多い。

Sクラスの機能をCクラスに

最先端の技術やデザインはまず高級車種に導入され、段階を踏んで下位モデルにも適用範囲を広げていくというのが、同社の開発手法。昨年全面改良されたSクラスの持つ特質が、続いて投入されたCクラスに受け継がれた。

マーク・ボデルケ副社長は「部分自動運転を実現した」と語る。Cクラスに搭載された安全技術は、一部の機能を除けばSクラスと同等だという。障害物との衝突を回避する自動ブレーキなどは、従来から数を増やしたミリ波レーダー(前後方に6つ)に加え、今回同車として初めてステレオカメラ(2つの目のようになっている複眼カメラ)を備えた。これにより、たとえば自動ブレーキでは障害物だけでなく歩行者を感知できるようになったり、先行車を認識して車間距離を維持しながら追従する機能では、ハンドルの自動操作も可能になったりした。

「エレクトロニクス技術は車の大きさには関係ない。CクラスのボディーサイズにSクラスが持つほとんどの機能を移植できる。これはすごく有利なことだ」と上野社長は胸を張る。

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