今回、取材後に纐纈さんとお話ししていて、さらにわかったことがひとつあります。それは、このご夫婦が、お子さんへの声かけに細かい気配りをしているということ。たとえば、
・感謝の言葉を伝えるときは「とても」「本当に」「いつも」など強調の言葉をつける。
・逆にネガティブな言葉の前には、強調の言葉は絶対につけない。
このようなちょっとした違いをかなり意識しているそうです。これもなるほど、です。
そのほかにもいいなと思ったのは、「子どもを叱る理由」を決めて、それを子どもにも事前に知らせていること。纐纈さんの場合、「自分の体と人の体を傷つける行為をした時(命の危険がある行動をした時含む)」「傷つけるとわかって傷つけた時」の2つなのだそう。
「パパはこう言うことをした時だけは怒るよ」と事前に説明しているので、娘さんたちは叱られた時も納得しやすいそうです。それは確かにそうかも!と納得。
もちろん個人差はあるけれど・・・
こういった「育児のコツ」は、決して万能ではないし効果の個人差もかなりあります。でも、うまくいけば家庭のつかれが一気に減ることも事実。
そして、効果をあげるのに大事なのは、育児の基本方針を、夫婦である程度一致させること。纐纈さんは忙しくて留守がちながらも、育児への意識はつねに「当事者」。育児についても研究し夫婦で話し合い、試行錯誤試を続けてきました。妻の美帆さんがワンオペ育児時間が多めながらも不満がないのは、夫のこの姿勢があるからではないでしょうか。ここは大きな違いだと思うのです。
というわけで、今回学んだつかれない家族になるヒントは...
↓
上の子が下の子に愛情を持ち、敵視しない関係を
親が工夫して作っていこう
夫婦の協力は必須!
さて、次回は、纐纈夫婦のコミュニケーションについて紹介します。
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