東証の「プライム創設」で新TOPIXはどうなるのか TOPIXファンド保有者は売ったほうがいい?

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夏の福島開催の名物レースである七夕賞(11日の福島競馬場第11R、距離2000メートル、G3)は予想が難しい。

そもそもが、どの馬にもチャンスがあることが建前のハンデ戦だ。加えて、癖のある福島コース(小回り、平坦、短い直線)で行われるし、雨が多いこの時期は馬場状態がレース直前まで変化する可能性がある。

歴代の勝ち馬を見ても、ここで名を上げてその後に出世するイメージは乏しい。近年だと2019年のミッキースワローがその後にG2クラスで活躍したのが目立つ程度だ。

ちなみに、2002年のイーグルカフェが後にG1を勝っているが、何とダートのG1だ。サラリーマンの出世レースで言うと、決して社長や常務などの候補にならないクラスの高齢社員が、定年前に人生の記念として執行役員を目指すような渋い競争だ。

今回の七夕賞の本命にはトーラスジェミニを採る。前走の安田記念(6月6日、G1)は追い込み馬が1、2着のレースだったが、2番手で先行してしぶとく5着に粘った。レース条件を考えると先行力は魅力で、重馬場の実績もある。

福島巧者で前年の勝ち馬クレッシェンドラブが対抗、3歳時の実績を考えるともう1クラス上が目指せるかもしれないクラージュゲリエが単穴だ。

以下、ミルコ・デムーロ騎手が魅力的なロザムール、福島コースに良績が集中するヴァンケドミンゴ、ハンデが恵まれた感のあるワーケアを押さえる。

山崎 元 経済評論家

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やまざき はじめ / Hajime Yamazaki

1958年札幌市生まれ。東京大学経済学部卒業。経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、株式会社マイベンチマーク代表(投資と投資教育のコンサルティング会社)と複数の肩書を持つ。三菱商事、野村投資信託、住友信託銀行、メリルリンチ証券など計12回の転職経験を生かし、お金の運用、経済一般、転職と自己啓発などの分野で活動中。著書に『超簡単 お金の運用術』(朝日新聞出版)『「投資バカ」につける薬』(講談社)『お金がふえるシンプルな考え方』(ダイヤモンド社)など著書多数。馬券戦略は馬連が基本。【2024年1月5日編集部追記】2024年1月1日、山崎元さんは逝去されました。心から哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします。

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