激やせ金正恩総書記を見て泣き崩れる市民を放映 国営TVが北朝鮮市民の声を伝える異例の事態に

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朝鮮労働党の中央委員会総会で発言する金正恩総書記(平壌、6月15日、北朝鮮政府提供)

北朝鮮の金正恩総書記の急激に痩せた姿を見た市民らは泣き崩れていたと、国営テレビが市民1人を引用して伝えた。厳格に統制されている同国の報道機関が、かなり微妙なテーマである金総書記の健康状態について市民の声を報じるのは異例だ。

20人の市民が感想を述べる

平壌市民の男性1人は、人々が「敬愛する同志のやつれた姿を目にして胸が痛かった」とし、「涙が自然に出てきたと誰もが語っている」と話した。朝鮮中央テレビが25日に伝えた。市民の名前は明らかにしていない。

このインタビューは8分間の放送の一部。番組では、金総書記と朝鮮労働党をたたえるプロパガンダの楽曲が目玉のコンサートについて、約20人の市民が感想を述べていた。

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